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2012/06/28 第17回 発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(いわゆるストレステスト)に係る意見聴取会

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 2012年6月28日(木)、経済産業省別館で、「第17回 発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価(いわゆるストレステスト)に係る意見聴取会」が行われた。

■委員
井野 博満 委員(東京大学 名誉教授)
岡本 孝司 委員(同 工学研究科原子力専攻教授)
後藤 政志 委員(芝浦工業大学 非常勤講師)
小林 信之 委員(青山学院大学 理工学部機械創造工学科教授)
奈良林 直 委員(北海道大学大学院 工学研究院・工学院教授)
西川 孝夫 委員(首都大学東京 名誉教授)
渡邉 憲夫 委員(日本原子力研究開発機構安全研究センター リスク評価・防災研究グループリーダー)

■議題 個別号機に関する一次評価について ほか

 冒頭、後藤委員は、大飯原発の2号機と3号機の真下にある「F6」と呼ばれる断層について、活断層である可能性が指摘されており「再評価を行うべき」と発言。原子力安全・保安院の市村知也原子力安全技術基盤課長は「院内で検討している。検討結果は次回の意見聴取会で報告する」と答えた。すぐさま後藤委員は「緊急性がある」と指摘するも、市村課長の回答は変わらなかった。

 その後、川内原発1、2号機で想定されている、津波による漂流物の影響と対策や、高浜原発3、4号機の扉などの水密対策について議論が行われた。委員らは川内原発の漂流物について「可燃性物質が入ったタンクに注意する必要がある」などと意見を述べた。

 ストレステストのあり方についても議論になった。後藤委員や井野委員は、ストレステストの1次評価が原発再稼動の前提であることから、国民の関心事である放射性物質の拡散や地域防災計画、また航空機の衝突など広く議論すべきと主張。一方、保安院は「ストレステストは全ての事象を検討するわけではない」とし、見解の対立が続いている。

 また市村課長は「7月中旬に泊原発で委員による視察を行う」と日程調整に入ることを明らかにした。【IWJ・遠田】

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